こたつの種類と選び方
こたつのサイズやヒーターの種類別の解説。お部屋に合ったこたつをおすすめいたします。

形は大きく分けて3つ正方形・長方形・円形(楕円形)タイプがあります。また最近ではダイニングこたつも流行です
長方形のこたつ
長方形のこたつは、1番人気が有りメーカーでも一番多く種類を出している形です。サイズは大きく分けて5サイズ。設置場所によりますが、お2人お使いいただく場合は105 X 75cmがオススメ。135 X 85cm以上のサイズのこたつは、見た目以上に大きく感じられるので、購入前にしっかりと確認をしておきましょう。
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正方形のこたつ
正方形こたつは比較的コンパクトなものが多いので、一人暮らしの方に人気があります。四隅から脚を入れられるので、みんなでお鍋やゲームをするのに便利。一般的に80 X 80cm 90 X 90cmのものが主流です。
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円形・楕円形のこたつ
円形のこたつと言えば、ちゃぶ台と言うほど日本人に馴染みが深いタイプです。この形というのは、幅と奥行を多くとってしまうので、正方形ののものより少し広い空間が必要です。ただ、大人数で座ることができるので、家族が多い方には重宝されます。楕円タイプはシャープにした印象を設置空間に与えます。
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ダイニングこたつ
足元の寒さ解消しお食事の時も暖かく過ごすダイニングこたつ。1人用のパーソナルタイプのものから8人用のセットも。またリビングとダイニングを併用するソファが付属したのLDタイプのダイニングこたつも流行りです。
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こちらも押えておきたいポイント!折れ脚タイプと固定脚タイプの脚の形状と継脚について。

固定脚
ベーシックタイプなのがこの固定脚タイプです。片付けたい時には、ネジで簡単に脚を外すことができます。(一部外せないタイプ有り。)
固定脚のこたつには高さを調節できるものがあるので、寝返りをうてたり、座椅子を入れてご使用できます。

折れ脚
頻繁にこたつを動かす方や、スペースを有効活用されたい方にオススメです。工具なしで折りたためるので場所をとりません。

継脚
脚に継脚をして高さを上げることができるタイプのこたつ。 座椅子やローソファなどをこたつで使用する時に余裕のあるスペースが欲しい時に重宝します。
■形が決まったら設置場所のスペースを確認しましょう。
下の図はお部屋別のこたつサイズの目安です。こたつ生活空間の中心に設置することが多いので、下の図を参考に事前に設置場所の確認をしておきましょう。
購入したものの以外に大きかったというのは避けたいものです。
4.5畳 | 6畳 | 8畳 | 10畳 |
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こたつ本体サイズ:80×80 | こたつ本体サイズ:90×90 | こたつ本体サイズ:105×75 | こたつ本体サイズ:120×80 |
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こたつ本体サイズ:105×75 | こたつ本体サイズ:120×80 | こたつ本体サイズ:135×85 | こたつ本体サイズ:150×90 |
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こたつ本体サイズ:120×80 | こたつ本体サイズ:135×85 | こたつ本体サイズ:150×90 | こたつ本体サイズ:180×90 |
※赤枠は布団を置いた時のイメージです。
■こたつに合ったこたつ布団を選びましょう。
こたつにはこたつ布団が必ず必要です。サイズを測らずにこたつ布団を購入して痛い目に合う事も・・・。
下の図に記載のサイズが一般的なものです。こたつ本体に対してどのサイズのお布団を合わせればよいのか、
今こたつをお持ちの方も、これから購入される方もご参考下さい。
こたつ布団サイズ
→約185×185~205×205cm
こたつ布団サイズ
→約190×190~210×210cm
こたつ布団サイズ
→約185×230~205×245cm
こたつ布団サイズ
→約185×230~210×260cm
こたつ布団サイズ
→約200×245~210×290cm
こたつ布団サイズ
→約200×280~210×290cm
こたつ布団サイズ
→約200×200~215×215cm
こたつ布団サイズ
→約215×215~220×220cm- →もっと詳しいこたつ布団の選び方
■コタツの仕様で表記されている用語集
下の用語集は、こたつによく記載されているものです。また、MDFや集成材などは組立て家具全般でも使われています。
下の用語をご参考にこたつ選びにお役立て下さい。
塗装 | ウレタン塗装 | 強い硬度と耐久性に優れた塗装です。自然乾燥のため仕上がりに時間が掛かります。 |
UV塗装 | 表面が硬いのでキズがつきにくい。紫外線硬化塗装のため短時間で仕上がります。 | |
表面仕上げ | 鏡面仕上げ | 鏡のような美しいツヤを出した仕上がりです。 |
セミオープン仕上げ | 木目をいかした自然な仕上がりです。 | |
うずくり仕上げ | 特殊加工により木目の凹凸を浮き出たせ、より木質感を出した仕上げです。 | |
表面材 | 突板 | 木目の部分をスライサーで突くようにして削った、厚さ1mmも満たない薄い単板。 |
集成材 | 小幅の木材を同じ繊維方向に接着させながら、一定の厚さに成形した板。 | |
プリント紙化粧 | 紙に木目柄を印刷し木材に貼ること。合板ならプリント化粧合板、MDFならプリント化粧繊維板。 | |
MDF | 木材を繊維状に分解し、接着剤で加熱圧縮した板。 | |
合板 | 木材を薄く剥いだ単板を何枚も繊維が直行するように重ねあわせ、重ね合わせ、接着剤で貼り合わせたもの。 | |
天板 | フラッシュタイプ |
MDF・合板等をサンドイッチのように貼り合わせたものをフラッシュボードといいます。ハニカムコア(蜂の巣)を使用すると、軽量で強度も優れる。生産工程が多いため手間が掛かる。 |
ソリッドタイプ | 繊維板(MDF)・合板・集成材などを使用。加工性に優れているが、重量があるため天板の大きく厚いものが難しい。 | |
幕板 | 幕板タイプ |
座敷机のように幕板がつき、天板を外せるような枠組みになっています。 |
中天板タイプ | 天板と一体に見せる二重天板式です。 |
■こたつに欠かせないヒーター。知っておきたいヒーターの構造と特徴。
特に意識せず購入しがちですが、どんなヒーターがついているのか、確認しておきましょう。ハロゲンヒーター・カーボンヒーター・石英菅ヒーター等。
温度調節の機能も様々です。
ヒーターの構造と特徴
ハロゲンヒーター
ハロゲンヒーターは、耐熱性に優れた石英管ガラスの中に花巻状のタングステン線コイルを入れ、さらに不活性ガス(アルゴンガス・窒素ガス・ハロゲンガス)を封入して両端を封止します。 高い速熱即暖性で明るく省スペース、長寿命(ヒーター単体での寿命は約8,000時間)です。 色温度的には、近赤外線を中心としたオレンジ色の光を発生させます。
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石英管ヒーター
石英管ヒーターは、耐熱性に優れた石英管ガラスの中に花巻状のニクロム線コイルを入れ、固定するだけの簡単な構造になっています。 ニクロム線コイルの特性上薄明るくしかならず、速熱即暖性は劣ります。 寿命はヒーター単体で約7,000時間です。色温度的には遠赤外線を多く放出し、体の芯まで暖かくなります。
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カーボンヒーター
カーボンの薄板を特許技術でフィラメントに加工し、これを良質の石英管に不活性ガスと共に封入したものです。長寿命で放射効率に優れ、ラッシュ電流も流れず5秒程度で昇温します。低コストでの電気加熱を実現します。
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フラットヒーター
電熱コードを用いそのコードから発生する熱を利用しています。ヒーターが薄いので邪魔にならないのが特徴。 またヒーターの面が大きく隅々まで暖かくなる、消費電力が少ない等のメリットが挙げられる反面、 立ち上がってから暖かくなるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
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温度調整器の特徴

電子制御方式(位相制御)
電子制御とは温度センサー(サーミスター)は温度変化に応じ電流を制御し出力電圧を調節する特性を利用し電気的に温度を制御する方式です。サーミスターがこたつ内部の温度を感知し温度が上がると、抵抗値が上がり電流を絞り出力電圧を下げ、温度が下がると抵抗値が下がり電流値を上げ出力電圧が上がります。この繰り返しで温度制御しますので、きめ細かな温度調節ができます。

サーモスタット制御方式
サーモスタット制御とは金属(バイメタル)の熱膨張を利用し温度調節をする方式です。サーモスタット内部のバイメタルがこたつ内部の温度を感知し、バイメタルが膨張し反りあがり接点から離れOFF状態になり、こたつ内部の温度が下がるとバイメタルが戻り接点に接触しON状態となり、このON/OFFの繰り返しでこたつ内部の温度を調節します。

U字形ヒーターの特徴
従来のストレート形ヒーターをU字形に加工し発光長を長くしたことによりこたつ内部をより効果的に暖め、更にランプのガラス菅表面温度を下げた事により、万が一布団などがヒーターユニットに接触した場合でも、布団が焦げたりする事故を低減します。